ムクナ豆

ムクナ豆って何?ムクナ豆のことをもっと知りたい!
そんな人のためにムクナ豆の知識や情報をまとめました。
1人でも多くの方の参考になればうれしいです。


ムクナ豆の基礎知識

ムクナ豆ってなに?

ムクナ豆とは、マメ科の蔓性の植物で、日本で品種改良されたものは八升豆(ハッショウマメ)と呼ばれています。たんぱく質、炭水化物・脂質・ミネラルのほかに、Lドーパを豊富に含むことでも知られています。L-ドーパとは神経伝達物質であるドーパミンの材料で、体内でドーパミンに変換されます。植物の中にはムクナ豆の他にもL-ドーパを含むものがありますが、特にムクナ豆に多く含まれています。
ムクナ豆はインドが原産地とされており、起源の古い植物です。日本へは東南アジアから台湾を経由して伝えられたといわれ、江戸時代には食料として栽培されていました。ムクナ豆は古くから有効利用されており、数千年の歴史を持つインドの医学書「アーユルヴェーダ」にも記されています。

年とともに動きが鈍くなる、ワクワク感がなくなる理由

体内でつくられるドーパミンは喜んだり楽しんだり、やる気を出したり心地よくなったりして前向きに生きる生活をサポートします。
また活動的に体を動かすために必要です。
が、30歳を過ぎると年齢とともに減ってくるといわれています。
年をとるたびにワクワク感がなくなったり体の動きが鈍く感じたりするのはドーパミンが減ってしまうためとも言われています。

年とともにドーパミンが減少

20歳~30歳の時の密度を100%とした時のドーパミンを分泌する神経(線条体終末)の残存割合。10歳毎に5%のドーパミン神経がなくなってしまいます。

ムクナ豆

ムクナ豆で体のドーパミンを補いましょう。

ムクナ豆にはL-ドーパという成分が含まれています。L-ドーパはドーパミンに変化します。
いつまでもイキイキと元気でいるためにムクナ豆を食べて不足しがちなドーパミンを補いましょう。

L-ドーパを含む特別な豆

ムクナ以外の植物でL-ドーパを含むのはソラマメだけですが、ムクナ豆はソラマメの約10倍のL-ドーパを含んでいます。ムクナは、やせた土地でもあたたかくなれば、ぐんぐん成長する丈夫なマメ科の植物です。その成長ぶりは、まるでジャックと豆の木のお話しのようです。おまけに、虫にも食べられにくく、雑草も生えにくいという変わった性質があります。ですから、肥料などのコストがかからず自然に優しい農作物として期待されています。

紀州南高梅の里でムクナ豆を栽培

インド原産で世界中で食用とされてきたムクナですが、実は日本でも八升豆として存在していました。
江戸時代以降、忘れられていましたが、東京農工大学で環境にやさしい農業への活用の研究、お茶の水女子大学で調理の仕方の研究、続いて和歌山県の農業試験場で試験栽培が行われました。 その後、日本一の梅の産地で知られる和歌山県のみなべ町で温暖な気候を利用して栽培をはじめました。

のぞいてみよう!ムクナの栽培